古代ペンギンの化石発見!というニュースにわくわくしつつも「あれ?このニュース前にも見た?」と混乱してしまいませんか?
このページを見れば古代ペンギンに関するニュースがざっくり整理できます。ぜひご活用ください。
年表は記事後半にあるのでそちらだけ見たい方は目次からどうぞ
古代ペンギンに関する主要ニュース【随時更新】
ニュース記事はペンギン好きにもおなじみの「ナショナルジオグラフィック」「GIGAZINE」さんからの引用です。
2007年、ウォーターキングの化石は少なくとも2種の巨大ペンギンと一緒にペルーで出土した。2010年9月30日の発表によると、最近になって研究所の職員がウォーターキングの翼部に生えていた羽と胴体部分を覆っていたウロコ状の小さな羽を複数発見したという。
「Science」(オンライン版)2010年9月30日付 viaナショナルジオグラフィック
ウォーターキングって良い名前!
2500万年前にニュージーランドに生息し、その後絶滅した2種のペンギンの姿がついに明らかになった。
ケプカ氏は2500万年前の様子について、岩がちの孤島に多種多様なペンギンが集まっていたところは現在のニュージーランドのペンギン生息地と似ているが、当時の活発な火山活動により、空は灰で曇っていただろうと想像する。
研究チームは大昔の故郷に敬意を表し、ニュージーランドの先住民マオリの言葉を使って、両種の学名をカイルク・ワイタキ(Kairuku waitaki)とカイルク・グレブネフィ(Kairuku grebneffi)と名付けた。カイルクとは「食べ物を取って戻ってくるダイバー」というような意味だ。
「Journal of Vertebrate Paleontology」2012年3月号 viaナショナルジオグラフィック
マオリの言葉に興味津々
ニュージーランド南島オタゴのハンプデンビーチで、新種の巨大ペンギンの化石が発見された。見つかった翼と脚の骨から、体重は101kg、体長は177cmあったと推定されている。見つかったペンギンには「クミマヌ・ビケアエ(Kumimanu biceae)」という学名が与えられた。クミはマオリ語で「怪物」、マヌは「鳥」という意味。
「ネイチャー・コミュニケーションズ」2017年12月12日付 viaナショナルジオグラフィック2017.12.15
まさに怪鳥!
ドイツのゼンケンベルク研究所の古生物学者ジェラルド・マイヤー氏らの研究チームは、ニュージーランドの南島でペンギンの脚の骨を発見しました。
絶滅したペンギンの属名であるCrossvalliaと、化石が見つかったワイパラの地名から「Crossvallia waiparensis」と名付けられたこの新種の古代ペンギンは、生きていれば体長が160cm・体重が80kgにも達する巨体を誇っていただろうとされています。
ニュージーランド南島。。。行ってみたい!
「ペンギンのふるさとはニュージーランド!?」ペンギン雑学100!これであなたもペンギン博士!」|pentoru.com
年表風にまとめると
約7000万〜6000万年前頃
空を飛ぶ能力を失い海で泳ぐ能力を獲得→鳥類から”ペンギン”へ?
約6600万~5500万年前(暁新世後期)
Crossvallia waiparensis(学名:クロスヴァリア・ワイパレンシス) 体重80kg/体長160cm ニュージーランド南島 2019年8月
約6000万~5500万年前(暁新世後期)
クミマヌ・ビケアエ(学名:Kumimanu biceae) 体重101kg/体長177cm ニュージーランド南島オタゴ 2017年12月12日発表
約5950万〜5550万年前(暁新世後期)
クミマヌ・フォルディセイ(学名:Kumimanu fordycei) 体重155kg ニュージーランド南島オタゴ
ペトラディプテス・ストーンハウセイ(学名:Petradyptes stonehousei) 体重50kg ニュージーランド南島オタゴ
約3600万年前
ウォーターキング(学名:Inkayacu paracasensis) 体長150cm ペルー 2010年9月30日発表
約2500万年前
カイルク・ワイタキ(学名:Kairuku waitaki) カイルク・グレブネフィ(学名:Kairuku grebneffi)
約2000万年前
これ以降、巨大ペンギンは次第に衰退?
まとめ:古代ペンギンはロマンがいっぱい
いやぁ。古代の巨大ペンギン達。わくわくしますね。
彼らにもう会えないのが残念でなりません
新しいニュースが舞い込んできたら随時更新します。もし掲載されていない古代ペンギンニュースがあればコメントなどで教えてください。