「人物や動物などを魅力的に見せる写真が取りたい!」
今回は背景の【ボケ】をマスターして主役を際立たせる方法をシェアします。
背景をぼかして写真の印象度アップ!
ミラーレス一眼を使い始めてたくさんの写真を撮るうちにだんだんと自分の取りたい写真が見えてきます。
ペントルの場合はとにもかくにも【人物】そして【ペンギン】。
撮り続けていると「背景をぼかすと主題がはっきりして印象的な写真になる」ということが実感としてわかってくると思います。
↓F値を変えて撮影した例
F値が小さくなると背景のボケが強くなり主役(手前のペンギン)の印象がより強くなります。
風景写真や集合写真など広い範囲にピントを合わせたいときはF値を大きく設定します。
被写体に合わせてF値を設定
- 主役を際立たせる→F値は小さく!(F1.4〜F2.8など)
- 迷ったら安全優先→F値は中間!(F4〜F5.6など)
- 隅々までくっきり→F値は大きく!(F8など)
ちなみにこの【ボケ】は日本発祥で世界共通の言葉になってます。
写真におけるボケ(ぼけ、英: bokeh)とは、レンズの焦点(被写界深度)の範囲外に生みだされるボヤけた領域の美しさ、およびそれを意図的に利用する表現手法である。
明るいレンズを使う!
背景をぼかすにはまず"明るいレンズ"を選ぶこと。
明るいレンズというのは簡単にいえば「光をたくさん取り込むことができるレンズ」。
専門的に言えば「開放F値が小さいレンズ」のことです。
製品名についてる[F1.8]とか[F5.6]の数字部分が小さければより明るいレンズということになります。
明るいレンズ=開放F値が小さいレンズ=製品名のF○○の数字が小さいレンズ
sony製品だと
ソニー 単焦点レンズ E 50mm F1.8 OSS SEL50F18-B
ソニー 標準ズームレンズ E 16-55mm F2.8SEL1655G
などがおすすめです。
F値が自動で設定されるモードに注意
Pモードやシーン選択モードではカメラが自動でF値(絞り)を変えて取り込む光の量を調整してくれます。
絞りとは、レンズから入る光の量を調整する部分です。下の写真ように、レンズの中に備わっていて、穴の大きさを変えることで取り込む光の量を調整しています。
絞り(F値)とAモード | ソニー→https://www.sony.jp/support/ichigan/enjoy/photo/word6.html
非常に便利ですが今回の目的は「F値を固定して撮ること」です。
F値を固定して撮ってみる。Aモード!
"明るい"レンズを手に入れたらとにかく開放!一番小さなF値で撮ってみましょう。
例えば【SEL24F18Z】ならば[F1.8]です。
F値を固定するにはAモード(絞り優先モード)を使います。
シャッター速度やISO感度などはカメラで自動的に設定されるので心配なし。
暗い室内などではシャッター速度が遅くなりすぎてぶれぶれの写真になることもありますがとにかく大事なのは【F値を開放で固定して撮ってみる】ことです。
何枚も何百枚も撮ってるうちに「どうやらシャッタースピードは【1/60】くらいで大丈夫」とか「少し動きが大きい被写体を撮るときは【1/100】とか【1/125】にしてみる」とか自分なりの基準ができてくると思います。
ポイント
F値を固定するにはAモード(絞り優先モード)
まとめ
今回はF値を固定して背景をぼかす撮影方法についてお伝えしました。
F値だけでなくシャッター速度も調整するにはMモードを使いますがそれはまた別の記事で。
この記事がみなさんにとって少しでも参考になれば幸いです。