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村上春樹の新作は『街とその不確かな壁』。2023年4月13日発売。

2023-03-01

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pentorukun

ペンギン・本・カメラをこよなく愛するサラリーマン ◉推しはアデリーペンギン/ヒゲペンギン ◉短編小説愛好家(一日一作品)  ◉α6500ユーザー(ミラーレス歴13年) |みなさまに”ささやかだけれど役にたつ”情報をお伝えします。

ついにタイトルが発表された村上春樹の新作『街とその不確かな壁』。タイトルを聞いてあれっ!?と思った方は村上春樹通です。

この記事では村上春樹『街とその不確かな壁』にまつわるあれこれをお伝えします。

新作『街とその不確かな壁』について

『街とその不確かな壁』は2023年4月13日に刊行される村上春樹の長編作品です。2017年2月の『騎士団長殺し』以来、6年ぶりの長編作品となります。装画は新進気鋭のイラストレーター、タダジュンさん。

装丁がすごくクール!

幻の中編『街と、その不確かな壁』について

村上春樹の中編に『街と、その不確かな壁』というタイトルの作品があります。1980年に文芸誌「文學界」に発表されながら単行本化も全集などに収録もされていない”幻の作品”です。新作との関係は明らかにされていないものの、作者自身が過去のインタビューで語っている内容をみると、過去に”書けなかった”作品に再挑戦するという意図が見えてきます。

あれは失敗だったんですね。というのは、ああいうことはやるべきじゃなかったんです。僕はいまでも後悔してる。(中略)あれはむずかしい話なんです。あのころの僕の実力ではとても歯が立たなかったんです。

『文學界』(文藝春秋、1991年4月増刊号「村上春樹ブック」

この幻の作品を読むにはいくつか方法がありますが、一番安く現実的なのは国立図書館の【遠隔複写サービス】を利用する方法です。

「街と、その不確かな壁」入手の流れ

  • 国立国会図書館オンライン(https://ndlonline.ndl.go.jp)にアクセス
  • 利用者登録を行う
  • 複写希望箇所を申請する

申請に必要な”掲載情報”はこちら↓

「街と、その不確かな壁」掲載情報

記事・論文名:街と、その不確かな壁

著者名:村上春樹

巻号、ページ:文學界 1980年9月号 p.46~99

費用は送料など込みで総額1,200円〜1,300円程度のようです。

ペントルもさっそく申し込みました!
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作者・村上春樹について

村上春樹(むらかみはるき)
 1949(昭和24年)年京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。長編作品に限らず、短編小説やエッセーなど幅広く執筆。主な長編小説は『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』など。

 海外での評価も非常に高く、世界各国の文学賞受賞も数多く受賞している。2006年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、スペイン芸術文学勲章、2011年カタルーニャ国際賞、2014年ヴェルト文学賞、2016年ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞、2022年チノ・デルドゥカ世界賞(フランス)など。

毎年ノーベル賞の時期には必ず候補者として名前が上がりますね。

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まとめ

タイトルと装丁が発表され、わくわく感が高まってきましたね。

4/13は村上春樹休暇取らなきゃかなー

みなさんの新作への期待や「幻の『街と、その不確かな壁』読んだよー」といった情報があればコメントで教えてください!

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